脳科学的に見たコアフェイストレーニングの効果~セロトニン~

    コアフェイストレーニング・顔ヨガ
    少し前のことですが、
    コアフェイストレーニングインストラクターの勉強会で、脳生理学者の有田秀穂先生からセロトニンについて一歩踏み込んだ部分を学びました。

    コアフェイストレーニング

    セロトニン=幸せホルモン
    ということは最近よく耳にすると思いますが、よく考えると何のことだかわからない人も多いと思います。

    セロトニンとは、
    脳幹にあるセロトニン神経から分泌される神経伝達物質で、他の神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。

    セロトニンが不足すると、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すことで、攻撃性が高まったり、不安やうつ・パニック症(パニック障害)などの精神症状を引き起こすといわれています。

    セロトニン神経は夜寝ている時にはほとんど活動せず朝起きると活動を開始し、その主な働きは5つ。
    ・しっかり覚醒させる
    ・心のバランスを保つ
    ・自律神経を整える
    ・姿勢や顔つきをシャキッとさせる
    ・不定な痛みを抑える

    セロトンが正しく分泌されていれば朝の目覚めもよく 体 心 自律神経などが健全に動き出すが、十分に分泌されなければ「セロトニン欠乏脳」となり 朝起きられず シャキッとせず 見た目も弱々しくなってしまう。


    (セロトニンを増やす毎日の習慣)
    ・朝 太陽の光を浴びる(5~30分)
    ・リズミカルな運動を集中して行う(5~30分)
    ・おしゃべりやスキンシップなどのグルーミング行動をする
        ↑
      愛情ホルモン オキシトシンが分泌され、オキシトシンがセロトニン神経を活性化

    有田先生は、「ガムを集中してしっかり噛むことが良い」と何度もおっしゃっていました。
    ウォーキングもとても良いけれど状況による、街中では歩行中に様々な情報が目や耳から入ってくると集中できないのでセロトニンは増えないとか。

    口角を上げているだけで脳が幸せなんだと感じてセロトニンが活性化すると信じていましたが、脳科学的には 口角を上げるというか「笑うのが良い。笑いヨガなど」とか。
    そして、
    コアフェイストレーングはリズミカルに集中して顔を動かすエクササイズがあるのでセロトニン活性しまーす!!



    また、栄養面ではセロトニンの材料は 必須アミノ酸「トリプトファン」。
    トリプトファンが多く含まれている食材は主に、豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類、ごま・ピーナッツ・卵・バナナ。



    セロトニン活性は美容栄養学でも学びましたが、
    老化防止の話に広がっていき長くなるので またいつか投稿します。



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